サイドFIREを目指すシングルマザーFPのNaoです。
シングルマザーでFPでもあるNaoが、サイドFIREの実現に向けて実践してきた方法や具体的な金融商品を公開。
「収入を増やす」という視点と「節税」の視点で、実際にやってきたことをお伝えします。シングルマザーの方に、何かしらプラスの情報になればうれしいです。
こんな方におすすめ
- シングルマザーでサイドFIREを目指したい
- シングルマザーで老後の経済的な不安がある
- シングルマザーに合う金融商品や具体的な方法を知りたい
- シングルマザーで子どもに迷惑はかけたくない
シングルマザーがサイドFIRE達成のために実践したこと
私が離婚してシングルマザーになった頃には「サイドFIRE」なんて言葉はなかったし、具体的にサイドFIREという言葉を使って、「サイドFIREという生き方を手に入れたい」と明言するようになったのはここ1、2年のことです。
離婚したのは子どもが1歳のとき。
- 経済的な理由でこどもに何かを諦めさせることはしたくない
- 老後に子どもに迷惑をかけたくない
離婚を決めたときからこの2点だけは心に刻みました。
職安でフルコミの生保営業の仕事をみつけ就職
独身時代に派遣会社で働いていた経験から、派遣社員も選択肢の1つでしたが、子どもの大学進学までの教育費準備を考えると、手に職がなかった中では「フルコミ営業(成果報酬)」が第一選択肢となりました。
当時、宅建とFPの資格を持っていたので不動産営業か生命保険営業のどちらかにしようと思いましたが、面接を受けた不動産会社は、水曜定休で土日は勤務・・という勤務形態だったため、子どもと過ごす時間を考え、生命保険会社に正社員で就職。
正社員でしたけど、固定給はなく、お給料ではなく報酬。「事業収入」のため毎年、確定申告が必要でした。
正社員3年目でマイホーム(マンション)購入
当初お願いしていた税理士さんが、あれもこれもは経費を認めてくれない厳しめの税理士さんだったことが幸いし、入社3年目、35歳で35年ローンを組んでマイホーム購入。
70歳まではゾッともしますが繰り上げ返済しない派なので繰り上げ返済はこの先もしない予定です。
振り返ると、その後の経費モリモリの確定申告書ではおそらく住宅ローンは組めなかった思います。タイミングも大事ですね。
両親と同居の予定でマイホームを購入したのですが、新居に移った年に父が他界。母、娘、わたしの女三人暮らしが始まります。
個人代理店にでて貯蓄系保険に何本も加入
短期間に会社の吸収・合併・株主変更などがあり個人代理店にでることに決めました。
収入も落ち着いてきて、強制貯蓄と考えて、貯蓄保険に何本も加入。教育費用と老後用、毎月の保険料は大きかったですけど、自分の万が一には子どもに遺せるという保険ならではの価値を十分感じていたので、支払いは大変でしたけど途中で解約しようと思うことは一度もなかったです。
今では、特に投資界隈の人たちの中では「保険で貯蓄するなんてダメダメ」が共通認識ですけど、日本円建ての普通保険なら、低金利ではあるものの、思っている金額より減ることもなく、中途解約しなければ、払ったものより増える(殖え方は少ない)設定ができたので、結果としてはこれがサイドFIREに向けてのまとまった投資資金作りの第一歩でした。
あの時から、「投資」を知っていたらとっくにサイドFIREを達成できていたかも(笑)。
複業で宅建業で法人設立
本業にも慣れ、フルコミでありながら収入に限度を感じていたこともあり、収入の柱がひとつであることの不安もあり、飛び込み営業がきっかけで知り合った不動産屋の社長さんの指導のもと、宅建業で法人設立し、競売物件を扱いました。
カツカツの資金でスタートしたのですが、当初は銀行の信用もなく借り入れができず、保険の契約者貸付とカードローンで事業資金をやりくりする日々。
2件、3件と実績ができてくると銀行さんから「資金を使ってください」と言われるように・・。
競売物件の物件調査→入札→落札→立ち退き→リフォーム→販売→契約→引き渡し・・
と一気に様々な経験。競売物件っていわくアリの物件もあったりすんなりいく物件はほぼなくて、エキサイティングな良き経験になりました。
時代の流れで不動産業からインターネットビジネスへ
不動産業に参入して数年は、魅力的な商売ができましたが、大手が参入してきたり、個人が自分で住むために不動産屋に代理で競売を依頼するケースが増えてくると、個人でやるには魅力がなくなってきたのを感じていました。
時代の流れですね。
そんな折に、さらに複業を探していて「インターネットビジネス」に出会い、ブログを使って収益化する方法を学び、スタートしました。
アドセンスブログで実績構築からの情報発信
最初に取り組んだのは「グーグル・アドセンス」。クリック課金のため、アクセスさえ集めれる記事がかければ収益化しやすい・・、というのが選んだ理由です。
アドセンスブログは「アドセンス審査」に通過してはじめて広告が配信されます。
アドセンス審査通過し、広告が配信された即日から1円とか30円とかですけど収益化が始まったので、「アドセンスは初心者でも収益化しやすい」は本当です。
アドセンスを教えていただいたメンターが、当初から、アドセンスで実績を構築した先では、情報発信で収益化しよう!としていたので、素直にコツコツ実践。
アドセンスブログに取り組んだことで、アドセンス収入とコンサル収入の2つの収入の柱ができました。
アドセンスで月30万円、情報発信と含めて、複業で月収100万円超えも複数体験。法人の事業の1つとして継続しています。
投資のきっかけはiDeCo
投資のスタートは40歳のとき。当時は「個人型確定拠出年金」とか「日本版401K」と呼んでいました。
iDeCoという愛称がつけられたのは2016年9月です。
40歳になり
- 老後の資金準備がしたい
- 節税のメリットがある
ここから個人事業主扱いで月68,000円満額で拠出をスタートし、現在も継続しています。
実は、このiDeCoが私の人生にけっこう大きくプラスの効果を生んでくれていて、NISA、つみたてNISAなど他にも税制面でメリットのある制度はあれど、個人的にはiDeCoが第一優先と思っています。
iDeCoのメリット
- 掛金が全額所得控除
- 運用益も非課税で再投資
- 受け取る時も大きな控除
シングル家庭の我が家では、事業収入に対して、年間816,000円の所得控除の効果は非常に大きいです。
税金が少なくて済む・・というのもさることながら、所得控除を受けることで、
- ひとり親に関する給付や制度にプラスの効果がある
- 健康保険料が下がる
というメリットを享受させていただきました。
節税や税金面でのメリットのためにやっていたこと
その他に、節税や税金を意識してやっていたことは以下のことです。
- 親に扶養に入ってもらう
我が家では、遺族年金を受け取っていた母を、扶養に入ってもらって、老人扶養控除も受けるようにしていました。(親に所得がある場合、金額により制限があります。)
大学生の子どもは「特定扶養親族」、介護認定を受けていた母は「同居老親等」として控除対象となっていたので所得控除の金額が大きかったです。
- 生命保険料控除
- 損害保険料控除
- 地震保険料控除
- 個人年金控除(民間の保険会社の個人年金など)
- 小規模企業共済等掛金控除(iDeCoなど)
- 社会保険料控除
- ひとり親控除
- 寡婦控除
他にも、寄付金控除、医療費控除などあり、控除を正しく最大限活用することで税金を抑えたり、結果、数字上の所得が減るので、手当や給付など受ける際にプラスの効果があります。
その中でも、iDeCoは老後資金を作りつつ税制面でのメリットも大きいので、老後のための資産構築には最適解と思っています。
法人化も人生に大きなメリット
宅建業で法人を設立して事業を行いましたが、そのときは、不動産取引特有の理由で法人化しました。
宅建業務を縮小させてからはちょうどいいタイミングでインターネットビジネスを法人の業務に加えることができ、法人は現在も継続しています。
所々の理由で個人の所得を増やしたくない時期に、収入は法人に入るようなしくみにできたのはメリットが大きかったです。
個人も法人も税理士さんにお願いしており、両方の状況を見ながら、ご相談できるのもありがたいです。
サイドFIREの達成のために利用した(している)金融商品
サイドFIREの達成に向けて利用した、あるいは利用している金融商品についても主なものをお伝えしておきます。少しでも参考になればうれしいです。
- iDeCo
- NISA(つみたてNISAではなくNISAを使っています)
- 積立投信
- ソニー生命変額有期保険一時払い
- ソニー生命変額個人年金月払い
- あんしん生命低解約終身(払い済)
そこまでリスクの高い金融商品は混ぜずに資産形成を進めてきました。
かつ、保険で資産形成は✕(もったいない)と、言う投資界隈の人も多いのですが、一部保険を活用していることも、シングル家庭なので万が一のときには子どもに遺したいという私の意向にはとても合っていて、これらの活用でサイドFIREまで8割くらいのところまできています。
まとめ
サイドFIREを目指しているシングルマザーでFPである私が、辿ってきた道のりと実際にやったこと、利用している金融商品などお伝えしてきました。
サイドFIREまでの道のりも、サイドFIREの形もひとそれぞれ違っていていいと思います。
ただ、まだ道半ばではあるものの、振り返ってみて、サイドFIREを引き寄せるために、複業もしくは副業と投資は必須だったと感じます。
シングル家庭で、「投資なんてお金持ちがすること」「お金が減るかもなんて信じられない!」くらいの私でも、一歩踏み出してみたら人生のステージアップができました(まだ途中ですけど)。
もしまだ、人生に「投資」を取り入れていないなら、一緒に金融リテラシーを引き上げて人生に投資を取り入れていきましょう。
「私もサイドFIREできるかな?」「もうちょっと聞いてみたい!」などまずは気軽にご相談くださいね!