「投資を全くしたことのない投資初心者は何から始めていいのか分からない。」という方がほとんどだと思います。
投資を始めたくても、意外とお金の話って職場や友達同士でもあまりしなくて、周りで投資をしている人もいなければ(いても言わないだけかも)、教えてくれる人もいないというのが現実ではないでしょうか。
こんな疑問を解決します
- 投資初心者は何から始めるのがいいのか?
- 少額から始められてリスクも少ない方法を知りたい
この記事では、何から始めていいのか分からない投資未経験者、あるいは投資初心者さんに向けて
- 投資を始める上で心がけるべきこと
- 初心者におすすめの投資方法3選+番外編
- 投資を始めるまでの具体的なステップ
- 投資で失敗しないために心得ておくべきこと
についてファイナンシャルプランナーがわかりやすく解説します。
投資を始める上で心がけるべきこと
ポイント
- 早く始めて、長く継続すること
- 少額から始めること(必ずしも大金が必要ではない)
- 分散投資すること
投資を始める上で心がけることはこの3点に尽きます。
投資には様々な金融商品や様々な手法がありますが、投資初心者さんは
長期・積立・分散投資
これをスタートし、実践していけば、リスクはかなり軽減しながら投資の土台を作ることができます。
私もまさにここからスタートし、土台作りは今も継続しているし、この先も継続します。
そして、投資の基本は「長期・積立」なので、投資しようかしまいか迷ったり、タイミングを見計らったりしているよりは、早く始めて長く継続することが大事です。(まとまった資金を一括投資する場合はタイミングの見極め、大事です。)
初心者におすすめの投資方法3選+番外編
つみたてNISAは少額投資にうってつけの制度
投資初心者が投資で成功する秘訣は「長期・積立・分散投資」です。
そして、この3つの要件を揃えたのが「つみたてNISA」です。さらに、つみたてNISAの大きな特徴は税金が非課税になることです。
つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です(2018年1月からスタート)。
つみたてNISAの対象商品は、手数料が低水準、頻繁に分配金が支払われないなど、長期・積立・分散投資に適した公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されており、投資初心者をはじめ幅広い年代の方にとって利用しやすい仕組みとなっています
引用:金融庁HP
つみたてNISAの対象は213本。投資信託全体では6000本以上とも言われる中で、投資初心者さんの、「少額からの長期・積立・分散投資を支援」するために厳選された商品といってもいいでしょう。
ただし、つみたてNISAだからといってリスクがないわけではありません。
金融機関で勧められるままよくわからず購入するのはやめましょう。
また、基本的には長期投資のため支援制度ですが、つみたてNISAは自由に購入し、売却(解約)することが可能です。
ポイント
- つみたてNISAは自由に購入し、売却(解約)することが可能
- もし緊急でまとまったお金が必要になった場合に売却して現金化できる
- つみたてのお休みや積立額の増減もいつでも可能
iDeCoや保険の積立と違って、かなり自由度が高いです。
投資初心者さんが投資の第一歩を踏み出すには最優先候補になるでしょう。
税制面でのメリットが大きいiDeCo
iDeCoは、私的年金制度の一つです。20~65歳まで加入でき、毎月の掛金は加入資格によって異なります。フリーランスや個人事業主の場合は、毎月6.8万円が上限(国民年金基金と合算)です。
iDeCoは「長期」「積立」「分散」の考え方を取り入れて、リスクを抑えながら運用によって老後資金を効率的に準備できる仕組みになっています。
ポイント
- 掛金が全額所得控除
- 運用益も非課税で再投資
- 受け取る時も大きな控除
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iDeCoの投資先としては、元本確保型商品と投資信託の2種類があります。
iDeCoの運用商品を選ぶ際には、iDeCo以外の保有資産も含めた全体のバランスを考慮することも重要です。
とはいえ、投資初心者さんで、これまで元本確保型の金融商品しか持っていなかったという人は、iDeCoでは投資信託での運用にチャレンジしてみるのもよいでしょう。
自分で資産配分を考えるのが難しければ、バランス型の投資信託が選択肢になります。
また、一度決めた商品や資産配分は変更することができます。(年に何度変更できるかなど、金融機関により異なります。)
このため、例えば、投資経験が無いので最初は元本確保型の割合を多くしたという人でも、投資に慣れてきてから投資信託の配分を多くすることなどを考えてみるのもよいでしょう。
iDeCoの最大のデメリット
注意ポイント
60歳になるまでは、原則として受給できません。(途中で解約したり引き出したりできない)
他にも
- 給付額は運用成績により変動します。
- 手数料がかかります(金融機関によって異なります)。
- 課税所得がない方は、掛金の所得控除は受けられません。
デメリットはメリットと考えることもできます。
途中引き出しができない「老後資金準備」の国の支援制度だからこそ、税制面のメリットも大きいのです。
途中引き出せないからこそ、人生の途中の急な出費に使ってしまったり、投資を途中で辞めてしまったりというリスクも乗り越えて、本当に老後の資金として活用できると考えることもできます。
自由度の高い積立投資信託
投資信託は、1000円程度の少額からでも積み立てを始められます!
また、投資信託自体が、さまざまな銘柄や金融商品で構成されていることから、少額でも自然と分散投資ができます。
まさに長期・少額積立・分散投資に最も適した金融商品です。
一度設定だけしておけば、ほったらかしで金融機関から自動引き落としで積立が可能です。
クレジットカード払いに対応している証券会社ではクレカ積立でポイントも貯まったりします。
NISAは「年間120万円までが非課税になる投資枠」、つみたてNISAは「年間40万円までが非課税になる投資枠」といずれも年間の投資枠に限度があります。(いずれか一方しか使えません。)
投資目的によって、NISAあるいはつみたてNISAを最優先で活用し、枠を超える分は積立投資信託を活用するのがいいでしょう。
番外編はソニー生命変額保険
一般的な、「投資のオススメ」には出てきませんが、投資初心者さんには、ソニー生命の変額保険もオススメです。
iDeCoなどと同様に、8種の特別勘定の中で繰入比率を自分で決められ、年に12回までと限度はあるものの、積立金の移転も自分でネットで行えます。
オプションA(積立機能重視)とオプションB(保障機能重視)のうち、投資目的であればオプションAを選択。
過去の実績は運用のパフォーマンスはかなりいいです。
運用の良し悪しにかかわらず、保険金は保障されているため、
- 子どもが独立するまでの期間、保障も必要で投資もしたい
- シングル家庭の我が家のように自分の万が一のときは、必ず決めた金額は遺したい
など、保険も必要な人には保険も準備しつつ、運用もスタートできます。
うまく取り入れれば、掛け捨て保険の保険料を節約することもできます。
ただし、ツイッター界隈とか、投資スクール内の投稿などで、FPや金融機関で、投資相談を受けて、投資をするために、「無駄な保険、解約しました!」とつぶやいている方を結構みかけるのですが、本当に無駄なのか、本当にあなたのご家庭に保険(保障)は必要ないのかは、しっかり見極めて考えるべき点だと思います。
投資を始めるまでの具体的なステップ
投資を始めるまでの具体的なステップはこちらの記事で詳しくお伝えしています。
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投資で失敗しないために心得ておくべき7つのポイント
投資での失敗しないために以下の7つのことを心得ておいてください。
ポイント
- 長期・積立・分散投資でリスクを抑える
- 金融リテラシーをあげていく
- リスクがあることを理解しておく
- 生活に影響がでる投資はしない
- 分からないものには投資をしない
- 他人のオススメを鵜呑みにしない
- 自分の目的に合った制度・商品を選ぶ
国内の低金利、インフレ、物価の急激な上昇など・・普通預金にお金をおいておくだけでは、元本は守られていると思っていたらお金の価値は減っていた・・というのが今の世の中です。
人生100年時代、「投資をしないリスク」も考えるべきときに来ています。
投資初心者の方でも、「投資で失敗しないために心得ておくべき7つのポイント」、この7つのポイントを押さえておけば、かなりの部分のリスクを抑えながら、安心して投資のスタートをすることができます。
まとめ
投資初心者は何から始める?についてお伝えしてきました。
できるだけわかりやすく解説してきたつもりですが、そうはいっても、はじめの一歩が踏み出せない・・というのもよくわかります。
- 投資に興味があるけど踏み出せない
- 何か投資をはじめなければいけないと思っている
- ひとりでいろいろ選択したり決めたりすることに不安がある
- 忙しくてじっくり調べたり決めたりできない
投資未経験、あるいは投資初心者さんに向けて、安心して最初の一歩を踏み出して、「長期・積立・分散」投資で資産形成の土台作りができるように、サポートをしています。
公式ラインはこちらから
https://lin.ee/fTUSi9J
以下から無料の個別相談も受け付けています。