WordPressサイトを安全・快適に運用するためにも、 また、サポートを受ける際に必要な情報となる場合もあるので、PHPバージョンを把握し、バージョンアップしていくことが大切です。
今回は、サーバーのPHPバージョンの確認方法と切り替え方をお伝えします。確認するにはいくつか方法がありますが、簡単に確認できる2通りの方法を紹介します。切り替え方法もお伝えするので、確認してみてバージョンが古いようならサッと切り替えておくというもがいいでしょう。
WordPressのダッシュボードで確認!
WordPress 5.2以降であれば「ツール」>「サイトヘルス」からサイトの状態を診断できるようになっており、その中でPHPのバージョンを確認することができます。
- ツール>サイトヘルス と進みます
- 「情報」タブをクリック!
- サーバーをクリック!
- 現在のPHPバージョンが確認できます。
今回はたまたまですが、「サイトヘルプステータス」に「PHPの更新をおすすめします」と掲載されていました。早速PHPバージョンの切り替えをしていきます。
エックスサーバーのサーバーパネルから確認する方法
エックスサーバーの「サーバーパネル」にログインします。
- 設定対象ドメインを選択し「PHP Ver.切替」をクリック!
- PHPのバージョンを切り替えるドメインの右の「選択する」をクリック!
現在のバージョンの欄に、現在のバージョンの記載があります。今回の例では、バージョンが「PHP7.2.27」であることが確認できました。
PHPバージョンを切り替える方法
設定対象ドメインが正しいことを確認し、プルダウンからバージョンを選択します。
ワードプレス関連でPHPバージョンを最新にしたい、とか、PHPバージョンを新しいものにしたがプラグインなどで不具合が出るので古いバージョンに戻したい、というような場合があります。
その場合は、PHPバージョンの切替で、プルダウンから変更したいバージョンを選択します。
「推奨」、「非推奨」、と表示されてますが、「推奨」は現在公式にサポートされているPHPバージョン。「非推奨」はセキュリティー的に問題があったり、今後バージョンアップされることがない、というものです。
PHPバージョンを切り替えるなら「推奨」が付いたものにするのが良いです。
- 今回はプルダウンから推奨の「PHP7.3.14」を選択
- 「変更」をクリック
この後、PHPバージョンを変更したサイトやブログを確認して、何かエラーが出ていないかなど確認してみましょう。
参考までに、先程のWordPressのサイトヘルスのステータスを見てみると、「PHPの更新をおすすめします」の一文は消えていました。
まとめ
PHPのバージョンの確認方法はいくつかありますが今回は簡単に確認できる2通りを紹介しました。
- ダッシュボードの「サイトヘルス」で確認する(WordPress5.2以降)
- 利用しているレンタルサーバーのサーバーパネルから確認する
PHPバージョンを切り替える、という場合には、必ず切替前のバージョンをメモしておきましょう。プラグインなどの不具合や、何かあった時には元のバージョンに戻すといった操作も可能です。
WordPressを立ち上げたまま、全く更新していないとか、プラグインの更新の案内もそのまま放置など、あまり関心がないか、あるいは、触るのが怖いからそのままにしているという方もありますが、ワードプレスのバージョンが上がって、PHPのバージョンはいくつ以上の対応でないと動作しない、など不具合がでる場合もあります。
非推奨となっているような古いバージョンをそのまま使っていたという場合にはこの機会に推奨の物にバージョン切替も対応してみてください。
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