WordPressの記事作成で「カテゴリー」と「タグ」をどう使えばいいのかわからない!という人も多いのではないでしょうか。また、なんとなくニュアンスで使っているという場合も多いようです。
実はこのカテゴリーとタグは、ブログにアクセスを集める上でもかなり重要な位置付けです。今回は、WordPressの「カテゴリー」と「タグ」の違いや、おすすめの使い分け方ついて、解説していきます。
WordPressのカテゴリーとタグの違い
カテゴリもタグも共に情報を分類するWordPressの機能です。きちんと使いこなすことにより、読者・検索エンジンがブログの構造を把握しやすくなり、目的の記事を見つけやすくなります。
カテゴリーとは
カテゴリーとは直訳すると「分類」「分野」「種類」などといった意味となります。
「カテゴリー」はファイル(記事)をまとめたフォルダのようなイメージです。カテゴリーは親・子のように階層構造を持つことができます。大分類、大分類の中の小分類・・といったイメージです。
料理関係のブログでいうと
- 和食
- 中華
- イタリアン
というカテゴリーに分類することもできるし、以下のようにさらに小カテゴリ(小分類)に分類することもできます。
例
- 和食
- すし
- てんぷら
- そば
- 中華
- 北京料理
- 上海料理
- 台湾料理
- イタリアン
- パスタ
- ピザ
つまりカテゴリとは、
- サイト全体を表すテーマを細分化して分かりやすく分類
- コンテンツが分かりやすくグループごとに分類されている
- カテゴリーは親・子のように階層構造を持つことができる
という概念になります。
カテゴリは、基本的にインデックス登録が推奨されています。
WordPressの記事投稿では、投稿を公開するときには、必ず1つ以上のカテゴリーを設定しなければなりません。もし設定せずに投稿を公開すると、初期状態では自動的に「未分類」カテゴリーに割り当てられます。
注意としては「細かく作り過ぎない」こと。1カテゴリーに1記事とか2記事しか入っていないサイトも見かけますが、カテゴリーも数が多くなると訪れる読者もかえってわかりづらくなってしまいます。
また、1つの記事には1つのカテゴリーを指定することが望ましいでしょう。その辺りを意識してカテゴリーを設定しましょう。
タグとは
「タグ」は記事の中で特徴的なキーワードの割り当てです。WordPressにおいては「投稿記事を分類するために付ける小さな札」と思うと良いでしょう。
タグはカテゴリーに関係なく記事を探しやすくする目印とも言えます。タグを利用することで、カテゴリーだけではできないサイト内検索をタグ別で検索できるようになります。
カテゴリーとの大きな違いは、カテゴリーが「親」「子」といった階層構造となっているのに対し、タグは階層を持たず、あたかも商品にタグをつけるように単にペタペタ1つ1つキーワードを割り付ける、といったところです。
タグの付け方のコツ
- カテゴリーよりも小さい分類で記事に出てくる重要なキーワードをタグにする
- 1記事あたりのタグの個数は3~5個以内にする
- カテゴリー名と重複しない記事のキーワードを選ぶ
カテゴリーが大きな分類という使い方であれば、タグは横断的に共通するキーワードの割り当て、と言えます。
ブログに設定するタグはいろんなカテゴリーに整理されている記事の中で、同じタグが設定されたの記事を横断的に検索できるというわけです。
カテゴリーとタグの使い分け
カテゴリーもタグも、それぞれクリックするとそれ専用のページ(そのカテゴリーやタグで検索した結果のページ)が表示されることが共通点。
カテゴリー一覧を見ると、そのカテゴリーに分類された記事一覧がみれます。また、タグで検索すると、カテゴリーの枠を超えて、タグ付けされたキーワードが含まれる記事一覧が表示されます。
- カテゴリーは大枠で関連記事をひと通り眺める
- タグはキーワードに関連する記事をひと通り眺める
といった使い分けになります。
まとめ
WordPressの記事投稿で「カテゴリー」と「タグ」の違いと付け方のコツについてご説明しました。
- カテゴリーは記事が属する大きな分類分けのこと
- 親・子の階層を持たせることができる(大分類・小分類のイメージ)
- タグは記事の中のキーワード
- 訪れた読者はこのカテゴリーやタグで関連記事を一覧表示できる
- 利用者にとって使い勝手が良いようにタグを設定すると良い
- カテゴリー、タグとも、細かくなり過ぎないこと、たくさん作りすぎないようにする
きちんと使いこなすことにより、読者・検索エンジンがブログの構造を把握しやすくなり、目的の記事を見つけやすくなりますし、アクセスを集める上ではかなり重要な位置づけになります。
記事が少ないうちは、カテゴリーもタグもあまりよくわからない・・といったところですが、記事数が増えてくるにつれ、効果を発揮します。ぜひ、効果的にカテゴリーとタグを使い分け、読者に優しいサイトづくりをしていきましょう。
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