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iDeCoの運用利回りの平均は?初心者が知っておきたい商品選びのポイント

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iDeCoのメリットとしては税制面のメリットが注目されがちですが、運用面も注目したいところです。

iDeCoは、長期投資として老後の資産形成に最優先候補とも言われますが、長期投資だからこそ利回りは超大事。iDeCoの運用利回りの平均がどれくらいか調べてみました。

iDeCo初心者が知っておきたい商品選びのポイントについてもわかりやすく解説します。

iDeCoの運用利回りの平均

iDeCoの運用結果を見てみると、平均利回り3~5%の商品が最も多くなっています。ちなみに、iDeCoの商品およそ400本の、過去5年間の利回りは、平均で約4%です。

「MSCIコクサイインデックス」という株価指数があります。これは日本を除く先進国全体の株式を対象とする指数で、この指数に連動する運用成果を目指すインデックス型の投資信託を、多くの証券会社や銀行がiDeCo用の運用商品として扱っています。

この指数のパフォーマンスを見てみると、2019年5月末時点での直近5年間で年率6.33%の上昇。10年間では11.07%の上昇となっています。1994年以来の25年間で見ても、年率8.57%と高い伸びを示しています。

ただし、2002年3月からの設定来の年平均利回りは約4.8%。投資を始める時期がITバブル直後の株価が比較的高い時期か、リーマン・ショック直後の株価が暴落した時期かで、見かけ上の平均利回りは大きく変わるという点は注意が必要です。

iDeCo初心者が知っておきたい商品選びのポイント

iDeCoは「長期」「積立」「分散」の考え方を取り入れて、リスクを抑えながら運用によって老後資金を効率的に準備できる仕組みになっています。

ただし、仕組みはリスクを抑えながら・・にはなっているのですが、選ぶ商品によってリスクもリターンも異なってきます。

元本確保型商品と投資信託の大きく分けて2種類

多くの金融機関ではiDeCo向けに10〜20本程度の商品を用意しています。各金融機関が取り扱う商品を大まかに整理すると、大きくは、元本確保型商品と投資信託等の2種類あります。

さらに投資信託は投資対象により、5つのグループに分けられます。

元本確保型商品

  • ①定期預金・保険
    • 元本確保型の商品。満期まで保有すれば元本割れがないという意味で、安全・確実に運用できます(定期預金はいつ解約しても元本割れはしません)。

投資信託など

 株式債券株式や債券等
国内②国内株式型③国内債権型⑥バランス型
外国④外国株式型⑤外国債券型
  • 投資信託など
    • 投資対象とする資産による分類です。投資対象となる資産の代表格は「株式」と「債券」。図表1では株式に投資する「②・④」のグループと、債券に投資する「③・⑤」のグループに分かれます。

    • どの地域に投資するかという点での分類です。投資対象となる地域は大きく「国内」と「外国」に分かれます。

    • 前述の「株式」と「債券」という資産による分類と、「国内」と「外国」という地域による分類を掛け合わせると、②〜⑥は、②国内株式型、③国内債券型、④外国株式型、⑤外国債券型に分かれます。

    • ⑥はその両方を組み入れたバランス型となります。
    • 投資信託がどの資産(株式か債券か)や地域(国内か外国か)を投資対象とするかにより、期待できるリターンと想定しておかなければならない損失のリスクが大きく異なります。

商品選びのポイント

例えば、掛金すべてを定期預金だけで運用する場合、元本割れしない点で確実な運用ではありますが、投資信託で運用するのに比べてリターンは期待できません。

前述の平均利回りを目指すのであれば、投資信託で、しかも株式型のうち、外国株式をポートフォリオに組み入れることが必要になるでしょう。

ポイント

iDeCoを利用するのであれば、元本変動型の商品を組み入れることをおすすめします

長期・積立・分散で、複利の力によって、長期で運用するほど元本確保型との差額は莫大なものになり、リターンが期待できるためです。

ただし、例えば、50歳からiDeCoを始める場合など、運用期間が短い場合は大きなリスクは極力避けたいところです。

その場合でも、自分のリスク許容度によって割合は検討する必要がありますが、投資信託などを組み入れることをおすすめしたいです。

保険・定期預金など元本確保型100%にすると、手数料等でマイナス運用になります。一度決めても、途中、配分変更もスイッチングも可能ですので、期間が10年あるのであれば、最初から全てを元本確保型にするのはもったいないと感じます。

私自身も、拠出開始以来の運用利回りは6%を超えており、節税効果も含めて考えれば老後の資産形成に重要な位置づけの制度であり金融う商品です。

まとめ

iDeCoの運用利回りの平均と、iDeCo初心者が知っておきたい商品選びのポイントについてお伝えしました。

NISA、つみたてNISA、iDeCo。いずれも税制面で優遇のある魅力的な制度ですが、どの商品を選ぶかで結果はまったく異なります。

また、商品が良くても、自分の運用年数、運用利回り、リスク許容度、目的によって、選ぶべき商品は異なります。

ネットや雑誌の情報を鵜呑みにせず、自分で判断することが大事ですし、自分で正しい判断ができるようになるためには、金融リテラシーをあげていくことも大事です。

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