海外移住に憧れてる女性も多いですね。私もそのひとり。ミドル世代の女性にも人気の、海外移住でオススメの国はどこか調べてみました。また移住となると、仕事選びや老後の年金がどうなるのかも気になります。
月10万円でそこそこ優雅に暮らせる・・という話もよく耳にしますが、月10万円で暮らせるのは本当なのでしょうか。その国の気候や治安状態、物価、言葉などについて情報も織り交ぜつつ、実際には生活費がどのくらいかかるのか、仕事選びや年金はどうなるのかなど調べてみました。
日本人の住みやすさのポイントは?
まずは、日本人にとって住みやすさとはどんなことなのか、整理してみました。実際、これらが共通している国が海外の移住先として人気ランキングの上位にランキングされています。
ビザが取得しやすい
ビザの取得が容易であることが挙げられます。日本人は世界各国から信用されているため、ビザが発行される国は多いのですが、問題はその取りやすさです。
観光目的のビザならば比較的どこでも取れるのですが、就労ビザは厳しくなります。また、永住権となればさらにハードルがあがります。
海外移住ともなれば、当然ある程度長期間を前提にしますので、まずはビザ無しでロングステイが可能な国や、就労ビザの取りやすい国を選択することがおすすめです。
治安の良さ
ときにニュースになる事件などはありますが、日本はとても治安の良い国です。
シンクタンク「インスティテュート・フォー・エコノミクス・アンド・ピース(Institute for Economics and Peace)」は、2018年のグローバル・ピース・インデックス(世界平和指数)を発表しました。
日本より上位の国を見てみると、アイスランド、ニュージーランド、オーストリア、ポルトガル、デンマーク、カナダ、チェコ、シンガポールそして9位日本と続きます。アジアではシンガポールの次いで10位以内にランクインした日本ですが、そんな日本に住み慣れた日本人にとっては治安の良さは必須の条件です。
食事
こちらも非常に重要な項目です。短期間の旅行ならいざ知らず、口に合わないものしかない地域で長期生活はハードルが高いです。
「お米の文化」がある国は日本人が馴染みやすいともいわれていて、日本以外にもお米を頻繁に食べる国は多く、アジア圏では特にその傾向が強いでしょう。
気候
移住先としておすすめできるのは、日本に似たような気候や比較的温暖な気候を持つ国。雨や雪が少なく、寒さもそれほど厳しくない温暖な気候が住みやすいですね。
物価の安さ
例えば、アジア圏の国々は、近年どんどん成長しており、都市部では日本と大差ないインフラが整いつつあり、生活もしやすくなってきています。その一方でまだまだ相対的には、物価は安く、日本よりも生活費は抑えつつ、ある程度満足な生活を送ることも可能です。
海外移住でおすすめの国3選!月10万円で生活可能?
1位 マレーシア
ロングステイ財団の調査によると、マレーシアは2006年より11年連続で「日本人が移住したい国ナンバーワン」となっています。
マレーシアは比較的治安もが良く、物価が安いことが特徴です。物価に関しては、タイとほぼ同等と考えて良いでしょう。外国人を受け入れるホスピタリティも持ち合わせています。
日系企業が数多く進出しているため、日本製品が入手しやすく、さほど不便を感じることのない生活ができます。物価は高騰ぎみですが、それでもまだ低いので生活費は日本の半分程度で済みます。
また、マレーシアの主食は米で、料理にはココナッツミルクやニンニク、野菜などを使います。
日本と同じように、魚を食べる習慣があることもプラス材料。料理が非常に美味しいことでも有名で日本人の口にも合いやすいです。
気温は高めで降雨量も多いですが、雨季と乾季にはっきりわかれおり、雨季でも1日中雨がふるわけではありません。
マレーシアのビザ事情
マレーシアに移住するために必要なことはビザの取得です。ビザがなくても90日間は滞在することはできますが、長期滞在する場合には必ずビザ必要です。
マレーシアに移住する際には、MM2Hという長期滞在ビザを取得するか、現地で働くための雇用ビザ等を取得する必要があります。
50歳未満は最低50万リンギット(約1350万円)、50歳以上は最低35万リンギット(約945万円)以上の財産証明が必要。さらに年齢に関わらず、月額1万リンギット(約27万円以上)の収入証明の両方を満たす必要があります。
マレーシアの生活費
- 食費・・・月3万円程度
- 家賃・・・月3万〜5万円程度
- その他・・2万〜3万
居住費にもよりますが、やはり月10万円ちょっと超えるくらいで生活が可能です。
生活費・居住費は安くてすみますが、長期滞在ビザのハードルがやや高めです。
2位 タイ
タイは海外移住者や海外長期滞在者のなかでも人気が高い国です。その理由は、人々の親切さと物価の安さ、そして50歳以上なら取得できるリタイアメントビザの条件がゆるいことです。
タイのビザ事情
- 英文の銀行預金残高証明書 800,000バーツ(約2,800,000円)以上が確認できる証明書
- 年金証書 月額65,000バーツ(約234,000円)以上の受け取りが確認できる証明書
- 銀行普通預金通帳と年金証書原本の合算で、800,000バーツ(約2,800,000円)以上が確認できるもの
リタイアメントビザは年金受給開始に満たない年齢でも申請できるビザで、280万円程度のタイ国内の銀行預金を入れるとか、いくつか候補がある条件の中からどれかを満たせばいいという意味では他の国に比べると、ハードルが断然低めです。
一度訪れた人は、リピーターになる確率が高いそうで、そのまま永住を決める人もいるのだとか。一年を通して気温は高いものの、変動がすくないため馴染みやすいでしょう。
ビザなし滞在は30日間で、永住権の申請は3年の滞在から可能です。
年金ビザは「年金額は月額65,000バーツ(約234,000円)以上の受け取りが確認できること」が必要なため、日本で年金月額23万円もらえる人となると、意外とハードルが高いかもしれません。国民年金しかない自営業者やフリーランスではこの条件は叶いません。
タイの生活費
生活費自体は月十万円あればなんとかなるようです。
- 居住費・・・日本人向けのコンドミニアムワンルームの場合、月5万円前後
- 食費・・・・嗜好品の摂取の仕方にもよるが、1人2万円ほどで十分な食事が可能
- 通信費(携帯+インターネット)・・3000円前後
- その他・・・3万円程度
ざっとこんな感じのようです。もちろん望む生活水準は人それぞれですが、贅沢をしなければ月10万円での生活も可能です。
ただし、タイについては以前は日本の物価の1/3と言われていましたが、今は1/2程度といわれていて上昇傾向にあり、都市部と地方でも物価に差があります。
50代女性にもシニア層にも人気の国です。
3位 インドネシア
インドネシアは、生活必需品に消費税がかかりません。食料品、医療、教育、保険などは課税の対象外なため、日本よりも生活コストはぐっと抑えられます。
タイやマレーシアといった東南アジアの国と比べると、物価は特別安くはないそう。それでも日本よりはかなり安いです。
1万人を超える日本人滞在者から作られている日本人会の数も14団体と多いため、 現地での情報交換も可能でそういった点は安心感があります。
インドネシアのビザ事情
インドネシアのリタイアメントビザは、まず年齢が55歳以上であることが条件。50歳以上に設定している国が多いので、やや年齢要件は厳しめです。
一応年金やその他の収入(銀行の金利等)が月々1500ドル以上という規定もあるが、こちらは形式的な要件で実際は審査されない場合もあるとのこと。
住居証明が必要で、借家の場合は賃料が500ドル以上であること、現地で家を購入する場合は指定されたリゾート地に35,000ドル以上の物件を購入することが求められる。
さらにインドネシア人のメイドの雇用もリタイアメントビザの取得条件となっているため、必要のあるなしに関わらずメイドを雇用しなければなりません。
リタイアメントビザで5年滞在した後はインドネシアの永住権を申請できます。
生活費は、タイ、マレーシアほど安くはありませんが、やはり日本の半分程度で可能なようです。
海外移住する3つの方法
- 現地で働いてお金を稼ぎながら生活する
- お金を貯めて期間限定で留学・長期滞在する
- 永住権・長期滞在日ビザの条件を満たす
海外へ移住するのには様々な不安があると思いますが、やっぱりお金の不安が一番大きいのではないでしょうか?
移住までに、その後の生活に困らないだけの資産を作れている場合は別ですが、それ以外ですと、現地で収入を得ることが必要ですし、ランキング上位の国で働くためには、就労ビザを取得する必要があります。
現地で直接探すか、日本であらかじめ仕事を見つけるかという2択になるでしょうが、そう簡単ではありません。
もう一つの選択肢としては、インターネットビジネスがあります。ネット環境とパソコンがあれば仕事ができるジャンルの仕事であれば、海外でも日本と変わらず仕事ができます。
インターネットビジネスは、海外移住の希望を叶えるための解決策になる働き方といえるかもしれません。
年金ビザやリタイアメントビザは現地での就労が認められていない国もあります。
今回挙げた3つの国では、生活費自体は月10万円もあれば生活できるというのは今のところ現実的なようです。
ただし、どの国であっても、物価の上昇や、制度の変更などありますので、海外移住を考える場合には憧れだけでなく、入念な下調べと、経済的な準備も必要です。
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まとめ
海外移住でオススメの国についてまとめてみました。調べてみると、贅沢をしなければ、月の生活費10万円程度で生活できるようですね。
日本人の住みやすさのポイントは次のとおり。
- ビザが取得しやすい
- 治安の良さ
- 食事
- 気候
- 物価の安さ
そして、それらを踏まえた海外移住のオススメの国は
- マレーシア
- タイ
- インドネシア
海外移住の不安の大きな不安としてはお金の不安があります。事前に資産をつくっておく以外では、現地でお金を稼ぎながら生活するという方法になります。そんな中、ネット環境とパソコンがあれば仕事ができるインターネットビジネスは、海外移住の夢を実現に近づける働き方の選択肢の1つです。
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