保険の掛け捨てはもったいない!?貯蓄性保険は損しないはホント!?

生命保険会社が扱う商品には、死亡保険、医療保険、がん保険、個人年金保などさまざまな種類がありすが、今回は死亡保険について取り上げます。

生命保険の死亡保障にはいくつかの種類がありますが、分類方法の一つとして「掛け捨て」の商品と「貯蓄性」のある商品に分けることができます。

そんな中、「掛け捨て保険はもったいない」「貯蓄性保険は損しない」など色んな声がありますが、それぞれのメリット・デメリット、考え方のポイントをお伝えします。

掛け捨て保険はもったいないのか?

保険は保障を買うものです。それに対しての対価を支払って当然、とも思うのですが、どうも「掛捨ては損」というイメージはまだまだ強いようですね。「捨てる」という言葉のイメージの問題もありますね。

果たして掛捨ては本当に損か?を確認してみましょう。ここでは、保障期間を同じくして比較するために「定期保険(掛け捨て)」と「養老保険(貯蓄性があり生存していると満期金が受け取れる保険)」で比べてみます。

  • 例)35歳男性 死亡保障額1,000万円 保険期間25年
    • A社養老保険の場合 月払い保険料:33,800円  (総支払額 10,140,000円)
    • A社定期保険の場合 月払い保険料: 3,920円  (総支払額  1,176,000円)

どちらの保険も35歳で加入し、60歳までの間1,000万円の死亡保障があります。保険期間満了まで生存していた場合には、養老保険であれば1,000万円の満期金が受取れる一方で、定期保険は期間満了で保障は終了し、返戻金も満期金もありません。

死亡保障の内容は同じでも、毎月の保険料の差は29,880円にものぼります。もし、この金額を積み立てていったら、保険が満了する25年後にはどのくらいの金額になるのでしょうか?

  • 年間29,880円×12ヶ月=358,560円を25年間積立てた場合(税金は考慮せず)
    • 年利0.05%で複利運用した場合 約902万円
    • 年利0.9%で複利運用した場合 約1,000万円

年利0.9%(税引き後)で複利運用できれば、養老保険とほぼ同様の結果を得られます。ただし、現在の定期預金金利の水準(0.05%程度~0.5%程度)にしか積み立てないことを前提にすれば、養老保険に軍配があがります。

しかし、投資信託や「iDeCo」、変額個人年金、外貨建て個人年金など、一定のリスクはあるものの年利0.9%を上回る可能性のある金融商品は無数にありそうです。

ポイント

保険会社にもより、「変換」など健康状態にかかわらず他の保険商品に変えられる制度がある場合もありますが、養老保険は基本的には満期金を受け取って終了になる保険です。60歳になったとき満期保険金を受け取ってその後保険はナシでいいか?という別も問題もでてきます。つまり、お金の損得だけでは測れない部分もあるのが「保険」と認識するのがよさそうです。

掛け捨て保険はもったいない!とはいえない理由とは?

先程は、保険料と、25年亡くならず、保険を継続したときに戻ってくるお金の数字上の損得を確認しました。

もし3年後に亡くなったらどうでしょうか。

  • 養老保険・・・3年後、1,216,800円払って1000万円を受け取る
  • 掛け捨て保険・・3年後、141,120円払って1000万円受け取る。さらに、差額の29880円を普通預金に貯金していたら現金1,075,680円も手元に。

ではもし3年後に事情ができて保険を解約する場合はどうでしょうか。

  • 養老保険・・・3年後、1,216,800円払って、払った金額の30~40%が解約返戻金として戻る
  • 掛け捨て保険・・3年後、141,120円払って、解約返戻金はゼロ。

こうやって、見ていくと掛け捨てがもったいない!とは一概にいえないことがわかります。大前提として、保険料は「万が一の不測の事態に備えるコスト」と考えるなら、コストは安いほうがいいともいえそうです。

貯蓄性保険は損をしない!はウソ?

貯蓄性保険は、「掛け捨てでなく、万が一にのときも、解約したときもお金が戻るから損をしない・・」という説明は微妙は説明です。

保険なので万が一に保険金が受け取れるのは当たり前として、解約した時の解約返戻金はありますが、払った金額より少なくなります。

払込期間満了すれば払ったものより多く戻る終身保険が一時人気を集めましたが、最近では払込期間によってはプラスにならない場合もあります。

前述の通り、60歳や65歳で払込を終えたとき、解約しないと解約返戻金は戻ってきませんが、そのとき高い保険料を払って、別の保険を用意するのか、もしくは健康状態によっては加入できないこともあり得ます。

目的は貯金なのか、一生涯の保障なのか・・。損得だけでなく目的から考えてみる視点も大切です。

まとめ

「掛け捨ての保険はもったいないか?」について具体的な数字も交えながらお伝えしました。

人の生死が「いつ」なのかはわかりませんし、長い人生の中で、保険を継続できなくなる状況がないとも限りません。

少し専門的になりますが、貯蓄性の保険には、「自動振替貸付制度」が付加されていることがほとんどで、万が一保険料の引き落としができなくても、積み立てたお金の中から、自動的に保険料を立て替えて継続してくれる、という素晴らしい機能を持っています。

その点、掛け捨て保険では、20年継続していても、2ヶ月保険料の払込ができなかったら失効(保障の効力がなくなる)してしまいます。例えば大病で入院していて、銀行の口座にお金を準備することができなかったなどにも起こりえます。その人は大病をしているので、復活することも、他の保険に入り直すことも難しいでしょう。実はこれは恐ろしいことです

「万が一」のために備える保険が、「万が一」にきちんと機能するようにしておくことこそ重要です。

今後を考える

今の時代、国の年金制度、健康保険制度などをみても、このままでは苦しくなるばかり。収入が減ったなどの理由があったとしても、掛け捨て保険でいえば、2ヶ月保険料が払えないと失効していまうという厳しい現実。

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