仕事の優先順位をどうつけるのか、職場でもよく話題にのぼります。「優先順位をつける」とは、仕事に取りかかる順番を決めることを言います。
仕事を効率化するための優先順位のつけ方について紹介しているものも多いのですが、パラレルキャリア(複業)をしている筆者はあえて仕事に優先順位をつけないことを実践しています。その理由や効果について、実際の経験をもとにお伝えします。
「仕事と家庭とどっちが優先なの?」とは、シングル家庭の我が家では、よく母に言われました。仕事、家庭、趣味、遊び・・などでは、時と場合により優先順位をつけることも大事です。個人的にはお金の優先順位もとても重要だと思っています。
優先順位とは?
優先順位(ゆうせんじゅんい)、優先度、英語でプライオリティ (Priority) とは、ものごとが優先される順番のこと。優先順位付け (Prioritization) は、項目や活動を、それぞれの相対的な重要度の順に並べる行為である。意思決定や計画につながる過程のひとつ。
出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』
優先順位を決めるときに一番有名な方法は「重要度」と「緊急度」で分ける方法ではないでしょうか。この方法は、「重要度の高いものと低いもの」と「緊急度の高いものと低いもの」の2軸で仕事を別けるというものです。一般的に以下の順番で優先順位を決める方法が紹介されています。
- 重要度が高く、緊急性の高い仕事
- 重要度が低く、緊急性の高い仕事
- 重要度が高く、緊急性の低い仕事
- 重要度が低く、緊急性の低い仕事
人にもよりますが、一般的に緊急性の高い仕事を優先させるがために、実は重要度の高い事柄が後回しになることもありがちです。緊急度が高いタスクがどんどん横入りしてくる中では、重要度が低く、緊急性も低い仕事は、いつまでもタスクに残ってしまうということもありえるでしょう。
仕事に優先順位はつけない!
立命館アジア太平洋大学(APU)の学長に就任し、多忙を極める出口治明氏は「緊急度順で仕事をしているうちは、本当の『プロ』とは呼べない」と言われています。
仕事として取り組むからには「後回しが許される仕事はない」というのが持論だそうで、非常に納得、共感します。
仕事の効率を考えても前述の「重要度」と「緊急度」を測るやり方ですと、そもそもそれを確認して測ることに時間がかかります。
- やるかやらないか(引き受けるか、引き受けないか)は速やかに判断
- やる(引き受ける)と決めたら、仕事に「優先順位」という概念を持たず、「いつまでに(期限)」「どのレベルで仕上げるか(質)」だけを考えて行動する
- 基本的には先着順。どの仕事も、等しく大切だという意識で先着順でこなす
仕事の評価というものは「期限」と「質」で決まるものだと思います。まず、「やると決めたらすべてを期限内に行う」は仕事として当たり前。そして「質」に関しては、「求められている質」を把握し、それに応える質にすることが必要です。
自分にとっての「完璧」を求めて、時間がかかってしまうことは他の業務とのバランスを考えるとマイナスです。100求められて120で仕上げて、評価が上がるものならいざしらず、自己満足かもしれません。時間を割く必要のないところに時間を割くのは非効率です。
人とアポイントを取る時に、「あの予定が入るかもしれないから返事を保留にする」「一度決めた予定を、他の予定を優先するために変更する」人がいますが、その段取り自体も時間のロスですし、相手は自分が最優先でないことを察するものです。先着順がもっとも気持ちよく効率的です。
仕事と家庭の優先順位はどうする?
「仕事と家庭とどっちが大事なの?」と尋ねられば、私なら「仕事も家庭もどっちも大事」というのが答えです。気持ちの上では、どっちが上という優先順位はありません。
ですが、日常の中では、優先順位をつけなければならない場面にたくさん遭遇します。その場合にも、まずは
- 自分がやらなければならないことか
- 自分しかできないことか
- やるかやらないか
を判断した上で、優先させるべきはどれなのか、この場合は優先順位をつけていきます。
複業・副業で成功するためには
例えば、「副業インターネットビジネスで月100万円稼ぎたい」という場合
- 仕事
- 家庭
- 趣味
- 遊び
- ネットビジネス←優先順位は最後
だとしたら、
- ネットビジネス←最優先!
- 仕事
- 家庭
- 趣味
- 遊び
くらいに位置付けることが超重要です。そこまでは難しいという場合でも
- 仕事
- ネットビジネス
- 家庭
- 趣味
- 遊び
副業でスタートする場合には、こういった優先順位の人もいると思います。いずれにしても、誰しも忙しく、誰しも時間は有限。限られた時間の中で、これまでと未来を変えるということは、これまでと時間の使い方を変えていくしかないのです。
インターネットビジネスに関していえば、長期間その優先順位で行かなければならないことはありません。取り組みはじめて半年、あるいは最初の1年、まずは優先順位を1番、もしくは2番にもっていく覚悟を決めることが重要です。
まとめ
仕事の優先順位をいかにつけるか・・ということが話題になりますが、仕事に優先順位をつけないという考え方もアリで、個人的にはこちらに共感します。
私で言えば、不動産のお客様も、取引先も、保険のお客様も、ネットビジネスも、どれも等しく重要でどの仕事も大切です。
実務においても、「期限」と「求められている質」を確認した上で、先着順に終わらせていくのが最も効率的だと感じています。
令和元年は副業解禁元年ともいわれます。複業で成功するには、多くの業務(タスク)を並行して抱えつつどれも「求められた質」で熟していかなければなりません。大変でもありますが、やりがいもある生き方だと感じます。
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