令和2年9月に発表された国税庁の民間給与実態調査によると、日本人の平均年収は 436万円ということが分かっています。
今回は、日本人の平均年収と合わせて、働く女性の平均年収や中央値についてみていきます。
2021年最新日本の平均年収は436万円
国税庁の民間給与実態調査によると、令和元年における日本人の平均年収は約436万円となっています。
前年の日本人の平均年収は441万円でしたので、平均年収は5万円減って対前年伸び率でみるとマイナス1%だったことがわかります。
学歴別男女別の平均年収
大卒 大学院卒 | 高専卒・短大卒 | 高卒 | |
---|---|---|---|
男性 | 480万円 | 377万円 | 351万円 |
女性 | 355万円 | 306万円 | 257万円 |
学歴別の平均年収を確認すると、大卒男性の年収が480万円、高専・短大卒男性の年収が377万円
高卒男性の年収が351万円、大卒女性の年収が355万円、高専・短大卒女性の年収が306万円、高卒女性の年収が257万円です。
2021年女性の平均年収は?
女性の平均年収は296万円
国税庁「令和元年分民間給与実態統計調査 統計表」によると、女性の平均年収は296万円(同0.8%増、24千円の増加)です。前年の女性の平均年収は293万円でした。
女性の平均年収は、平均より140万円も少ないことが分かります。
女性の年収が男性より低い原因として、女性は非正規の割合が高いことが挙げられます。
また、男性より、結婚や育児といったライフステージの変化に左右されやすいといった要因もあるでしょう。
年収を比較するなら中央値が現実的
年収を比較するときによく用いられる「平均年収」ですが、自分の現実の数字と平均値を比較してみると平均よりも下で落ち込んでしまうこともありますね。
実は一般的な年収と比較するには、平均年収ではなく年収全体の「中央値」を活用するほうがよりリアルな数字で比較できます。
中央値とは
中央値とは、数値データを小さい順に並べた時に、真ん中にくる値のことを指します。
中央値は、数字を大小どちらかの順に並べていったうち、真ん中の数字ですので世間一般の「真ん中」を表す数値になりやすいです。
平均の値は、全体の傾向から大きく離れた値の影響を受けやすいため、一般的な感覚からはずれやすくなるのに比べて、中央値はより現実的な数字となります。
リアルな年収事情を把握するには中央値を把握することが重要になります。
年収の中央値は315~425万円
厚生労働省『賃金構造基本統計調査』によると、令和元年の年収の中央値は性別ごとに以下の通りです。
性別 | 年収の中央値 |
---|---|
男性 | 425万円 |
女性 | 315万円 |
2020年最新にデータによると、日本全体の平均給与は436万円です。(参考:令和元年分民間給与実態統計調査)
男性が540万円、女性が296万円となっています。
全体の傾向から大きく離れた値の影響を受けやすいため、男性の場合は中央値よりも高い数値が算出されています。
一方女性は、パートなどの非正規雇用や時短労働をする人の割合が多く、その影響を受けて平均年収の方が中央値よりも低い水準となっています。
年収を上げる3つのポイント
平均年収が436万円と発表されている日本の労働環境でサラリーマンとして年収を上げるには、
- 昇進(昇給)
- 転職
の2択が一般的でした。
ですが、ここ数年で「副業」という言葉をよく耳にするようになりました。実際、政府も働き方改革の一環として副業を推進しています。
以前は年収を上げるには、昇進(昇給)するか転職するかの2択でしたが、昨今は副業で年収を上げることも選択肢の一つとなってきています。
- 資格を取得する
- 年収を手っ取り早く上げるには、資格を取得するのが一番です。
企業内では資格に対する特別手当制度を設けていることもありますので、制度に該当する資格を片っ端から取得しても良いでしょう。月換算で数万円の収入アップも期待できます。
- 年収を手っ取り早く上げるには、資格を取得するのが一番です。
- 転職する
- 資格取得と合わせて転職をしてキャリアアップを目指すのも年収をあげる手段の候補です。うまくいけば他の年収アップ法よりも即効性の高い方法といえます。
- 副業を始める
- 勤めている会社が副業を禁止していないのであれば、副業を加えることで年収のアップを目指すのもいいです。
- 今の仕事にプラスするので、リスクがかなり抑えられます。
- 副業が軌道に乗せられれば、資格取得や転職以上の年収UP効果があります。
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まとめ
2021年最新版で、日本人の平均年収は 436万円です。
男女別の平均年収は、男性の平均年収は540万円、女性の平均年収は296万円です。
より現実的な中央値でみてみると、男性425万円、女性315万円です。
年収をあげる方法としては、以下の3つのポイントがあります。
- 昇進(昇給)
- 転職
- 副業をプラスする
サラリーマンや給与所得者で月収を3万円とか5万円とかUPすることは簡単ではありませんが、副業をプラスする方法なら、月3~5万円のUPはかなり現実的です。