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母子家庭が利用できる奨学金 給付型奨学金の募集はいつ?申し込み方法は?

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母子家庭(ひとり親家庭)で奨学金を利用して進学をしようと検討している方は多いと思います。条件を満たせるなら、日本学生支援機構(JASSO)の給付型奨学金が第一候補になります。今回は母子家庭が利用できる奨学金について、募集はいつなのか、応募方法はどうやるのかなどわかりやすくお伝えします。

母子家庭が利用できる奨学金

一般的には「日本学生支援機構(JASSO)」の奨学金が有名で、奨学金制度には「給付型」と「貸与型」のようにタイプの違うものがあります。母子家庭(ひとり親家庭)に限らず利用できます。

給付型のみ利用することも、給付型と貸与型を併用することも可能です。ただし審査の結果によります。条件を満たすなら、返済不要の給付型奨学金を真っ先に検討してみると良いでしょう。

JASSO「給付型」奨学金とは

日本学生支援機構(JASSO)の給付型奨学金は、国費を財源として、意欲と能力のある若者が経済的理由により進学を断念することのないよう、原則として返還義務のない奨学金を支給することにより進学を後押しするものです。

申込み方法は?

進学する前年度(高等専門学校は4年生に進級する前年度)に在学している学校(高等学校、中等教育学校の後期課程、特別支援学校の高等部、専修学校の高等課程、高等専門学校を通じて申込みを行います。

給付型奨学金の申込みには、マイナンバーの提出が必要です。

推薦基準

給付奨学生採用候補者の推薦に係る指針(ガイドライン)の概要

  1. 人物について
    1. 将来的に社会に貢献できる人物となる見込みがあること
  2. 学力及び資質について
    1. いずれかの要件を満たしていること
      1. 十分に満足できる高い学習成績を収めている
      2. 教科以外で大変優れた成果を収め、概ね満足できる学習成績を収めている
      3. 社会的養護を必要とする者であって、進学後特に優れた学習成績を収める見込みがある
    2. 家計について
      以下のいずれかに該当すること

      1. 家計支持者が住民税非課税(市区町村民税所得割が0円)であること
      2. 生活保護受給世帯であること
      3. 社会的養護を必要とする人(児童養護施設入所者等)であること
  3. 支給月額
    1. 進学する学校の設置者(国公立、私立)・通学形態(自宅通学、自宅外通学)により支給月額が決まっています。

「給付型」奨学金は、学力と資質、家計の収入条件の両方が揃うことが厳しく、高校によっては、給付要件となる家計の生徒がいない場合もあるようです。ただし、学力や資質についての要件も、数値として明確なものでないため、収入条件が合い、相応の学習成績を収めているなら、挑戦してみてもいい制度だと思います。

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給付型奨学金の募集はいつ?申し込みのタイミングは?

給付型奨学金の申し込みは進学前のみ

進学する前年度の春(4月以降)に、在学する高等学校等の奨学金窓口に申し出てください。
高等学校等を卒業後(高等専門学校の第3学年を修了後)2年以内の人(大学等に入学(高等専門学校第4学年に進級)したことのある人は除く)は、卒業(修了)した学校を通じて申し込むことができます。

奨学金の申込手続きは、在学している学校の指示に従ってください。

4月あるいは5月にガイダンスを行い6月に書類提出という流れが多いと思いますが、学校により締切日に違いがあります。役所でとる書類など提出書類も多いので、締切までに余裕をもって準備するようにしてください。

給付奨学金は、制度の趣旨から、進学前の申し込みのみとなり、進学後の申し込みはできません。「貸与型」は入学後も奨学金の申し込みができます。

また、給付奨学金と貸与奨学金の両方を利用することができます(それぞれの基準を満たす場合に限ります)。

ポイント

学校により、4月あるいは5月に奨学金についての説明会が開催される場合が多いです。進学する前年度の春(高校3年の春)までには、学生本人とも親子で、奨学金の利用について向き合って話をしておかなければなりません。

そして、学校から奨学金についてのアナウンスや資料などがある場合に見逃したり、聞き逃したりすることがないように気をつけるよう、子どもにも声がけしておくことが必要だと思います。

まとめ

母子家庭(ひとり親家庭)が利用可能な日本学生支援機構(JASSO)の給付型奨学金の申し込み時期は、高校3年生の春ごろということになります。

学校により差がありますが、4月、5月にガイダンスを行い、6月に申し込みの流れになる場合が多いでしょう。給付型奨学金は、「人物、学力、資質」の要件も厳しめですが、逆に基準が不明確な点もあり、収入条件を満たすようなら、挑戦すべき奨学金だと思います。

申込みは、在学する高等学校等の奨学金窓口か、2年以内の人(大学等に入学(高等専門学校第4学年に進級)したことのある人は除く)は、卒業(修了)した学校を通じて申し込むことができます。

奨学金は貸与型も給付型も申込者は学生本人ということになります。まずは家庭で、奨学金という制度について認識を深め、利用を希望する場合には、在籍の学校からのアナウンスを逃すことのないよう気をつけるようにしてください。

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