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大学無償化 在学生の手続きはどうなる?貸与型奨学金との併用に影響も!?

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2020年4月から実施予定の、大学無償化にあたり、高校3年生ではすでに手続きが始まっています。在学生(大学生)は大学無償化の対象になるのでしょうか。また、対象になる場合の在学生の手続きはいつからどのようにするのでしょうか。

すでに大学に進学し、給付型奨学金を受けている人や、貸与型奨学金を受けている人、あるいは両方を利用している人については、どういった対応になるのでしょうか。

在学生の貸与型奨学金との併用には減額等の影響が出る場合もあります。その辺りも現在わかっている範囲で確認していきます。

大学無償化は在学生も対象?

大学無償化に関し、大学等における修学の支援に関する法律が令和元年5月10日に成立し、2020年4月1日から実施されることになりました。制度の名前は正しくは、「高等教育の修学支援新制度」。

大学無償化の対象者の中には以下のものも含みます。

  • 対象者は高校卒業後2年以内に入学が認められた者(高卒認定試験が受験可能となってから5年の間に合格者となり、2年以内に入学が認められた者等を含む。)であること。
  • 令和2年度の在学生(既入学者も含む)から対象

つまり、既に大学等に入学している在学生も含まれます。

大学無償化 在学生の手続きはどうする?

平成29年度から31年度までに給付型奨学金に採用された人

日本学生支援機構(JASSO)のホームページによると

令和元年の秋頃から、既に進学している方を対象として、新しく始まる給付奨学金への申込が始まる予定です。
現在給付奨学金を受けている方も新しく始まる給付奨学金に切り替えることができる予定ですが、詳細は決定次第、ご案内いたします。

という記載があり、現在給付奨学金を受けている人も、新しく始まる給付奨学金に切り替えることができる予定ですが、明確な時期を含め詳細は未定のようです。JASSOに電話確認もしてみましたが、同様の回答でした。

在学生で初めて給付型奨学金を希望する場合の手続きは?

上記に記載があるように、

令和元年の秋頃から、既に進学している方を対象として、新しく始まる給付奨学金への申込が始まる予定です。

通学中の大学等の学生課など奨学金を担当する課からのアナウンスや、日本学生支援機構のホームページなどを確認しながら、申請時期を逃さないように学生本人、保護者ともに注意して確認するようにしましょう。こちらのサイトでも、情報が確認でき次第、追記していく予定です。

貸与型奨学金との併用に影響も!?

既に日本学生支援機構の貸与型奨学金を利用している人に関しては、注意も必要です。

文部科学省HPの高等教育の修学支援新制度に関連して「高等教育段階の教育費負担新制度に係る質問と回答(Q&A)」の中に以下の記載があります。

質問:JASSOが実施している貸与型奨学金(無利子、有利子)は、引き続き、利用できますか。新制度での授業料等減免や給付型奨学金と併せて利用(併給)することは可能でしょうか。

回答:JASSOの無利子奨学金について、新制度での授業料等減免や給付型奨学金と併せて利用する場合、利用できる上限額(最高月額)が減額されます。(減額の考え方は【資料2】を御確認ください)。
有利子奨学金については、新制度での授業料等減免や給付型奨学金と併せて利用する場合も、これまで通り利用できます。

つまり、貸与奨学金のうち、無利子の場合は最高月額が減額されます。有利子奨学金(第二種学資貸与金)は、授業料等減免・給付型奨学金を受けた場合についても、利用額の制限はないとされています。

資料を確認すると、非課税世帯の場合、多くの世帯で貸与奨学金の利用可能額はゼロとなり、月々の家計の管理に影響がでそうです。

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まとめ

  • 大学無償化の制度は、在学生も対象となる
  • 在学生の手続きは令和元年の秋頃から予定されている
  • 授業料の減免との兼ね合い等で、無利子の貸与型奨学金を受けている人は、利用できる上限額(最高月額)が減額される

大学無償化の在学生の手続きに関する情報をまとめてみました。まだこれから日程等決定される部分もあり、また、大学や自治体、民間団体などが実施する奨学金や類似の支援を受ける場合も、今回の新制度による授業料等減免や給付型奨学金を利用できるかどうかなど、今のところ明確でない部分ものこっています。

情報がわかり次第、追記していきます。

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